記事の書き方が分からないWeb担当者
「Web担当者になったけど、記事の書き方の手順がイマイチわかりません。初心者なので、何もかも意味不明です。全部教えてください。」
こういった疑問に答えます。
1.記事の書き方の全手順をまとめました
2.よくある質問に答えます
順に解説します。
記事の書き方の全手順をまとめました【Webサイト】
Webマーケティング会社を経営しています。今回は「Webサイトの記事の書き方の全手順」を解説しました。この記事を読めば、読者に読まれる記事を効率よく書くことができますよ。
⑴ジャンルを決める
⑵キーワードを決める
⑶読者の課題を見つける
⑷記事構成を決める
⑸実際に記事を書く
⑹記事を装飾する
順に解説します。
⑴ジャンルを決める【Webサイト】
まずはブログのジャンルを決めましょう。つまり、「自分のブログは何について書くのか」を決めたらOKです。例えば、下記のとおりです。
・育児ブログ
・転職ブログ
・筋トレブログ
ジャンルを決めないと、思い付きで記事を書くことになります。結果、読者もついてこずに、収益にもなりません。ブログ初心者は、真っ先にブログのジャンルを決めましょう。
「ブログのジャンルの決め方」については、下の記事で詳細に解説しています。
https://uriboublog.com/blog-genre/
⑵キーワードを決める【Webサイト】
ジャンルが決まったら、キーワードを決めましょう。キーワードとは、「検索エンジンで、ユーザーが検索スペースに入力する語句」です。例えば、下記のとおりです。
・「神奈川 ラーメン おすすめ」
・「スマホ 格安 2019年」
・「中古車 買取」
なぜキーワードを決めないといけないのか
結論として、「読者を満足させるため」です。具体的には下記の通り。
例:「神奈川ラーメンのおすすめ20選」について記事を書く場合
・キーワードを認識したうえで、記事を書く:
読者が満足しやすい。なぜなら、そのキーワードで検索してくる読者のために、記事を書いているから。
・神奈川ラーメンについて、思ってることを書く:
読者が満足しにくい。なぜなら、読者ではなく自分のために、記事を書いているから。
なぜ読者を満足させる必要があるのか
結論として、ブログのお客さんだからです。例えば、お客さんを大切にしないレストランは潰れますよね。ブログも同じです。自分ではなく、読者の満足のために書きましょう。
⑶読者の課題を見つける【Webサイト】
キーワードが決まったら、読者の課題を見つけましょう。簡単にいうと、「そのキーワードを検索した読者が何で困っているのか」を特定すればOKです。
この時、1つのキーワードから可能な限り深く、多くの課題を抽出出来たら良いです。例えば、下記の通り。
・そもそも20代で転職してもいいのか?
・20代で転職して良い会社に行けるか?
・20代で転職したら将来のキャリアはどうなるのか?
このように、「20代 転職 不安」というキーワードの裏側に、複数の種類の課題が隠れています。これらを全て丁寧に拾って、記事で解決してあげましょう。
⑷記事構成を決める【Webサイト】
次に、記事構成を決めてあげましょう。記事構成とは、「記事の設計図」です。具体的には、下の4項目を書けばOKです。
①記事タイトル
②導入文(リード文)
③目次
④見出し2
順に解説します。
①記事タイトルを決める【記事構成】
読者の課題を見つけたら、それに合わせて記事タイトルを決めましょう。
この記事だと「【初心者OK】Webサイトの書き方の全手順をまとめました【完全解説】」にあたります。記事タイトルは超重要なので、しっかり書く必要があります。
「記事タイトルの決め方」については、下の記事で詳細を解説しています。
https://uriboublog.com/blog-title/
②導入文(リード文)【記事構成】
導入文を書きましょう。結論としては、下記の手順で書けばOKです。
・読者のペルソナを書く
・読者の課題を書く
・記事で課題を解決する旨を書く
・課題を解決できる根拠を書く
「ペルソナって何?」と思った方向けに、少し解説します。
【補足】ペルソナ(persona)とは:
ユーザー像のことです。年齢、性別、居住地、職業、役職、年収など、その記事の読者にあてはまる特徴を簡潔にまとめましょう。
(参考元:https://ferret-plus.com/8116)
要するに、「記事のターゲットはこんな人です」と示せばOKです。ちなみに、この記事の場合は「Webサイトを始めた人」です。これを書くことで、読者が「自分のことだ!」と感じて記事をじっくり読んでくれるようになります。
導入文の書き方に話を戻します。例えば、20代向け転職ブログで「20代 転職 不安」について書く場合は、下のとおりです。
20代向け転職ブログで「20代 転職 不安」について書く場合:
20代で転職したい人(読者のペルソナ)
「はぁ・・・疲れた。今の会社は上司が最悪だし、将来性もないなぁ。早く転職したいけど、20代で転職しても上手くいくのかな。すごく不安です。どうしたらいいですか? (読者の課題を書く)」
こういった疑問に答えます。(記事で課題を解決する旨を書く)
私は外資系大手企業で働いています。20代で2回転職しましたが、実際に有名大手企業から多数の内定を頂きました。(課題を解決できる根拠を書く)
今回は「20代で転職できるかどうか不安に感じる理由とその対処法」を解説します。(記事で課題を解決する旨を書く)
ざっくりこんな感じです。他にもいろんな導入文がありますよ。自分で書きやすい型を覚えればOKです。
③目次【記事構成】
目次をつけましょう。結論として、下の3パターンがあります。
・テーマの目次機能を使う
・プラグインを使う
・自分で作る
順に解説します。
テーマの目次機能を使う
結論として、テーマには目次を自動で設定する機能が付いています。COCOONの場合は、管理画面の「cocoon設定⇒目次」でOKです。見出しのどのレベルまで表示するか、なども決められますよ。
プラグインを使う
結論として、「Table of contents plus」がおすすめです。入れて設定するだけですぐ使えます。
自分で作る
この記事だと「✔もくじ」と書いた後に、手書きしています。
【補足】目次の使い分け
「結局どれを使えばいいの?」ってなった方向けに解説します。結論は、「読者にとって最適なもの」を選びましょう。例えば、5000文字までの記事なら手書きの目次、それ以上はプラグインで作る、といった感じです。
自分なりに決まりを作っておくと楽かもです。
④見出し2【記事構成】
最後に、見出し2を作成しましょう。
「見出し」とは:
記事を小さな文章の塊ごとに分けたときに、それぞれの塊を説明したもの。
ブログ記事というのは、複数の見出しから成立しています。WordPressで見出しを書く時のポイントは下記のとおりです。
なぜなら、記事タイトルがH1として設定されているからです。
例えば、見出し2の下に見出し3が収納されます。
例えば、見出し2の下に見出し4を置いてはいけません。
分かりにくいと思うので、画像で解説します。サンプルとして使うのはこの記事です。
下の赤線部分は記事タイトル(見出し1)です。
下の赤線部分は見出し2です。
下の赤線部分は見出し3です。
記事構成の実践編
ここまで記事構成の作り方を解説しました。具体的には、下の4項目です。
①記事タイトル
②導入文
③目次
④見出し2
それでは、1つ具体例を挙げてみます。例えば、先ほど例に挙げた「20代 転職 不安」なら、下記のような記事構成になるでしょう。
例:「20代 転職 不安」というキーワードで書く場合の記事構成
【完全保存版】20代の転職が不安な理由と解決方法を解説【体験談あり】
20代で転職するか迷っている人「今の会社をもう辞めたいです・・・。早く転職したい。でも、転職できるかどうかが不安です。どうしたらいいですか?」
こういった疑問に答えます。
私は、大手外資金融で働いています。20代で2回転職し、今の仕事に就きました。今回は「20代の転職が不安な理由と解決方法」について実体験をもとに解説します。
✔もくじ
・そもそも20代で転職してもいいのか?
・20代で転職して良い会社に行けるか?
・20代で転職したら将来のキャリアはどうなるのか?
見出し2:20代の転職が不安な理由と解決方法を解説
見出し2: そもそも20代で転職してもいいのか?
見出し2: 20代で転職して良い会社に行けるか?
見出し2: 20代で転職したら将来のキャリアはどうなるのか?
見出し2:まとめ
このように、記事構成をしっかりと決めてしまえば、あとは文章を入れていくだけです。
⑸実際に記事を書く
次に、記事を書きましょう。「やっとか・・・」と感じた方もいるかもです。とはいえ、もうほとんど完成したようなものです。というのは、ここまでで下準備は終わっているからです。後は、記事構成に沿って記事を書きましょう。
⑹記事を装飾する
最後の仕上げです。下記の2つを行えばOKです。
・見出しを付ける
・画像を入れる
見出しは、記事投稿画面から設定できます。具体的には、下の画像のとおりです。記事構成で決めたとおりに見出しを設定しましょう。
よくある質問に答えます

Question Mark speech bubble isolated on blue background.
ここでは、よくある質問に答えていきます。
よくある質問:ぶっちゃけ手順を飛ばしたらダメですか?
結論としては、手順は飛ばしちゃダメです。厳しいことを言ってしまい、すみません・・・。その気持ちは私もわかります。1つの記事を書くたびに、こんなに大変なことをするのは、面倒くさいですよね。
ただ、手順を踏まないのは実は非効率なんです。というのは、下記の通り。
⑴手順を踏まずに適当に書く
⑵記事の質が低いので読まれない
⑶やる気がなくなる
「さすがにそこまでは・・・」と感じましたか?
しかし、実はよくある話なんです。何を隠そう、私も初心者の頃は思いつくままに記事を書いては、読まれずに苦しんでいました。
慣れてきたら自然と脳内でできるかもです。ただ、初心者の内は全ての手順を踏んで書いた方がいいです。適当な記事を1時間で書くより、良い記事を8時間で書いた方が良いですよ。その努力は絶対に報われます。
よくある質問:読者のために記事を書くのが辛いです
下の2パターンのどちらかだと推測します。
⑴もっと自分を出したい
⑵読者のためを思えない
⑴の場合は、徐々に出していけばOKです。まずは読者のために書きつつ、たまに自分の個性を出しましょう。読者に対する貢献が十分にされていれば、認めてもらえるはずです。
⑵の場合は、ジャンルを変えた方がいいかもです。心のどこかで、「読者と自分は違う」とおもっていませんか?
私は、読者に対して「全力で貢献させてください」という気持ちで書いています。なぜなら、Webサイトが大好きで、それを頑張ろうとしている人たちを尊敬しているからです。
「読者と自分の心の距離を近づけたい。こんな読者だったら友達になりたい。」と思えるような、自分に合ったジャンル選びがおすすめです。
「ジャンルの選び方」については、下の記事で詳細に解説しています。
https://uriboublog.com/blog-genre/
まとめ
お疲れ様です。今回は「Webサイトの記事の書き方の全手順」を解説しました。
ここまでの内容は、実はかなりレベルの高い内容を書いています。手順に沿って書けば、読者に読まれる記事を効率よく書くことができますよ。ぜひ実践してみてください。